ルイ・ヴィトン 2点と財布1点の修理

バッグと財布の修理事例をご紹介します
今回は、お預かりしたバッグ2点と財布1点の修理をご紹介します。

まずは、ルイ・ヴィトンのモノグラムマットライン「マルデン」です。

●ビフォー(修理前)


こちらは決め玉縁(ふち)の前後全交換を行いました。玉縁はバッグの印象を大きく左右する部分であり、強度を保つためにも重要なパーツです。新品のような張りと美しさを取り戻せるよう、丁寧に仕上げました。

●アフター(修理後)

次に、同じくルイ・ヴィトンのモノグラムバケット(ペイルバッグ)の内装交換です。

●ビフォー(修理前)


バッグ内装は湿気や経年劣化によりベタつきや剥がれが発生しやすく、使い勝手が悪くなってしまいます。内装を丸ごと新しい素材に交換することで、再び快適にお使いいただける状態に仕上げました。

●アフター(修理後)

最後に、財布の反り直しです。

●ビフォー(修理前)

●アフター(修理後)


財布の反りは、長年の使用や収納のクセによって起こるもので、修正には高度な技術が求められます。革の性質を見極めながら、細心の注意を払って形を整えました。